能楽【のうがく】

能は、奈良時代ならじだいに中国ちゅうごくから渡来とらいした「散楽さんがく」という芸能げいのうを源流げんりゅうとしています。

奈良時代ならじだいには、滑稽こっけいな芸げいや物真似ものまね、曲芸きょくげい、奇術きじゅつなど大衆芸能たいしゅうげいのうであった「散楽さんがく」と、荘厳そうごんな舞まいや音楽おんがくを奏かなでる「雅楽ががく」が、中国ちゅうごくから渡わたってきました。

雅楽ががくは、宮中きゅうちゅうや貴族きぞくの儀式ぎしきの際さいに演えんじられる式楽しきがくとなり、散楽さんがくは、寺社じしゃの余興よきょうとして庶民しょみんの間あいだに広ひろまっていきました。

散楽さんがく、雅楽ががくと能のうの関係

雅楽ががくは、中国から伝わった荘厳な宮廷音楽・舞踊で、貴族の儀式音楽として発展しました。能にも舞や音楽の要素が影響を与えていますが、直接の源流ではありません。

散楽さんがくは、滑稽な芸、物まね、曲芸などの大衆芸能です。時代が下るにつれ洗練され、後世の能のうや狂言の直接的な元となりました。

つまり能のうは散楽を主な源流とし、雅楽から舞・音楽の影響を受けて成立した芸能です。

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