日本語N2練習題24/07

第一部分 言語知識 (文字·語彙·文法)(105分)



問題11 次の (1) から (4) の文章を読んで、後の問いに対する答えとして最もよいものを、1·2·3·4から一つ選びなさい。

(1)
ほとんどの人が、スマホやタブレットを通して、大量のSNSやネットニュースを毎日見ている(注1) (注2)ことでしょう。多くの人がその膨大な情報を読むことあるいは見ることに、かなり時間を費やし(注3)いていて、ネット上の情報に追われている印象すら受けます。その結果、じっくり考える時間がどんどんなくなっているようにも感じれます。

また、大量の情報がネット上に流されるようになった結果、自分に都合の良い情報にしか接してない人が増えてきています。技術革新のおかげではあるのが、SNSやネットニュースで(注4)は、その人の履歴から判断して、その人が関心を持っていると思われる情報やニュースが目につく(注5)ところに流れるような工夫がされている。

このような工夫はとても便利になったことで、それによって時間分節約できたりする面は確かにあります。 しかし、人々が見たいものだけを見て、信じている情報だけに接すると、発想が固定化してしまい、新しい進化が生まれにくくなってしまいます。また、思想的にも偏りのある考えが生まれやすくなってしまいます。

そう考えると、この大量情報社会においては、いかにうまく情報を処理していくかとても大事なことがわかります。また、大量情報を、一部だけ最初から抜き出して把握するのではなく、偏りがない形で、大量に処理することも必要です。
(注1) スマホヤブレット: コンピューターの機能を持った小型の電子機器類
(注2) SNSやネットニュース: インターネット上でやりとりされる情報やニュース
(注3)費やす:使う
(注4)技術革新:技術の進歩
(注5)履歴: ここでは、インターネット上の情報の閱覧の記録
(注6) いかに: どのように
(注7)理解する

57 このような工夫とは、どのようなことか。
1 情報を要約して、短時間で大量に見られるようにすること。
2 多くの人が関心を持っている情報を優先的に流すこと。
3 見る人が自分では探せない情報を選んで、提供すること。
4 見る人の興味の傾向に合わせて、情報提供すること。

58 大量情報社会について筆者の考えに合うのはどれか。
1 発想が固定化しないように、大量の情報を工夫して処理しなければならない。
2 思想的に偏りのある考えでも、工夫してうまく処理しなければならない。
3 必要な情報を選ぶために、大量の情報をうまく処理しなければならない。
4 時間が偏りなく大量の情報を処理しなければならない。

(2)
勉強にしても、仕事にしても、その能率には必ず波があり、それがないようにみえても、波が小さいだけである。つまり、人間は機械のように、いつも同じ調子ではたらいではないから、|時間に50個の製品を作れるから、10時間で500個がつくれる、という具合には計算できない。従って、脳が最も快調にはたらいているときを基準にすると、たいていのときは不調ということになってしまう。

それでも、全く無計画に勉強や仕事をするわけにもゆかないので、一応はスケジュールを立てる。その際に、快調に脳がはたらいているときの能率を基準にしてスケジュールを立てれば、そのスケジュールの通りにことが進行することは絶対にないといってもいい。その度に、自分の才能に失望していれば、失望しつづけることになる。さし迫った状態では、どうしても脳がフル回転(注1) (注2)してる時を基準にスケジュールを組むので、たいていは不完全な形で終わってしまう。スケジュールをつくるときには、せめて中等度に脳がはたらいているときの能率を基準にする必要がある。スケジュール以上にはかどっても誰もこまる人はない。
(注3)
そして、スケジュールにこだわるより、脳の変動の波をできるだけ感じとり、能率が悪くても悲観せずに、必ず上げ潮のときが来ることを期待すれば良い。そして、上げ潮のときには自分で(注4) (注5)もおどろくほどに能率が上がるので、そのときに一気に遅れをとり戻せばいいのである。
(注1)さし迫った:ここでは、時間に余裕がない
(注2)フル回転する:ここでは、最もはたらく
(注3)はかどる:順調に進む
(注4)悲観する:悲しお
(注5)上げ潮のとき:調子が上向きになるとき

59 筆者によると、スケジュールを立てる際の注意点は何か?
1 脳の調子がいいときを基準にしない。
2 いつも脳が同じ調子ではたらけるようにする。
3 能率の変化を考えすぎない。
4 能率が悪くなったときに変更できるようにしておく。

60 筆者の考えに合うのはどれか。
1 能率を上げるためには、脳の状態をコントロールするといい。
2 脳の変動の波に合わせて勉強や仕事を進められる方法を探すといい。
3 計画の通りに行かなくても失望せずに、脳の調子が上がるのを待てばいい。
4 計画の通りに勉強や仕事を進めるためには、脳の変動の波を小さくすればいい。

(3)
お祭りの日は町の雰囲気が一変して、ふだんひっそりとしている街並みがいきいきとしています。そんな町の様子を「祭りがある町」として撮る。神社の境内で行われるような祭りであれば、「神社」の風景として撮る。というふうに少し視点を周辺にずらしてみると単なる祭り写真ではない写真に出会えます。祭りの中から自分だけの祭りを探し出すことができるかどうか、写真を見た人から、こういう祭りの見方もあるんだねと言われるような写真が撮れたら、「祭りの写真」ではなく写真として内容のあるものになると思います。
(中略)
「もう何年もかけて撮ってるんだけど、いい写真が撮れなくてね」とぼやく人がいますが、そういう人は頭の中で思い描いた「上手い写真」の構図から離れることができるでいて、すてにいろいうと見慣れている同じような画像を撮らされるだけだからのです。
ねらった被写体を自分のものにするのだと独占する強引さがないと、被写体が刺激的であるほ(注6)どその場にふりまわされってしまいます。祭りなら激しい動きに、絶景なら色彩にのみこまれて被写体に撮らされているみたいになる。
被写体に撮らされてしまうような写真は、結局その場の説明でしかない。表現としての写真は自分だけの写真を撮ることになるわけで、それはフィクションでもあるのですから、つねに「私はこう見た」「私こう撮った」を撮るのです。
(注1)一変する:すっかり変わる
(注2)街並み:ここでは、街の様子
(注3)境内:ここでは、敷地内
(注4)ぼやく:不満を言う
(注5)構図:画面の構成
(注6)被写体:写真を撮る対象
(注7)絶景:素晴らしい景色

61 写真として内容のあるものはどのようなものか。
1 祭りの風景から町の人の様子が分かるような写真
2 祭りに対する撮る人自身の見方が感じられる写真
3 見る人にとって祭り独特の魅力が感じられる写真
4 撮る人自身の祭りに対する情熱が伝わってくる写真

62 写真を撮ることについて、筆者が言いたい事は何か。
1 上手い写真を撮ろうと思っても撮れものではない。
2 上手い写真を撮れるまで、自分の撮り方を続けるべきだ。
3 自分だけの写真を撮るには、刺激的に対象を探し出すべきだ。
4 自分にしか表現できないものを撮るという気持ちで撮るべきだ。

(4)
何事もそうですが、「できる人」は応用がききます。接客が完全にマニュアル化されているファーストフード店に行っても、やはりスタッフの差は出ます。たまたま時間のかかるメニューを頼んでしまった際の事前説明、セットメニューに関する質問への対応など、ちょっと注意して観察してみると、頭の回転と表現力の差は随所(注1)に表れてきます。
(中略)
もっと高度な判断を求められる仕事の現場はどうでしょう。どんな仕事にも、マニュアルもしくは(注2)マニュアルに類するような規準があります。その中で「できる人」は、それぞれの仕事にあるマニュアル的なものを咀嚼 (注3)して状況に対応します。これがまさに「仕事力の差」につながります。
簡単に言えば、「できる人」は勝手に自分で応用してしまうのです。それは本人にとっては良いことであり、暴走(注4)による失敗は別として、お客にとっても会社や店にとってもプラスに作用することが多いと思います。
しかし今度は人を率いる(注5)立場になり、多くの人を育てる番になったとき、今まで意識しなかった壁に突き当たることがあります。
自分が自然とやってきたことを、なかなかできない人がたくさんいるという事実。これを頭では理解しても、なかなか感覚でキャッチ(注6)できません。そのため部下への指導が、「マニュアルを越えたものが見えている人の世界」で行われてしまうのです。ところが指導される側は「見えていない世界」の住人ですから、うまく受け取ることができないのは当然です。
(注1) 随所: いろいろなところ
(注2) もしくは : または
(注3) 咀嚼する: 十分に理解する
(注4) 暴走: ここでは、周囲の状況を考えないでやること
(注5)率いる: ここでは、指導する
(注6) キャッチする: 受け取る

63 筆者によると、「できる人」 とは、どのような人か。
1 マニュアルの問題点を見つけて改善できる人
2 マニュアルをよく理解し、マニュアルどおりに対応できる人
3 マニュアルをよく理解したうえで、自分が置かれた状況に対応できる人
4 マニュアルがなくても、自分のやり方で状況に対応できる人

64 筆者によると、できる人が人を育てるときに問題になる事は何か。
1 マニュアルを使わないで、自分の好きなように説明してしまうこと。
2 自分ができることは説明しても、できないことはうまく説明できないこと。
3 自分ができることだけでなく、できないことまで、相手に期待してしまうこと。
4 自分にはできることでも、それをできない人もいることが、実感できないこと。

問題12 次のAとBの文章を読んで、後の問いに対する答えとして最もよいものを、1・2・3・4から一つ選びなさい。

A
新しい商品を企画する時、いいアイディアがなかなか思いつかないことがある。そんなとき、自分には才能がないからだと思い込み、自信をなくしてしまうのはよくある。アイデアは生まれつきの能力に関係なく、努力次第で誰でも生み出すことができる。アイディアは、情報の組み合わせによって生まれることがほとんどだ。そのため、日ごろから情報集めておくことが有効だ。担当する商品に関連する情報だけを集めていると、似たようなアイデアばかりになってしまう。発想の幅を広げるには、関連する分野以外の情報も頭に入れておくほうがいい。ふだんから視野を広げてさまざまな情報を蓄積しておけば、必ずIDへの役立つ必ずアイデアの役に立つはずだ。

B
新しい商品が企画するには、これまでとは異なるアイデアが必要だ。現在流行してる商品の情報集めるだけでは、他社に勝つことはできないだろう。私はアイデアを生み出すために、一般的に考えられていることとは逆の発想をするようにしている。現在流行している商品が若者向けのものなら高齢者向けにできないかと考えたり、多機能の物なら機能1つに絞れないかと考えたりするのである。 アイデアは一部の才能がある人しか生み出せないものだと言う印象があるせいか、生み出し方を知ろうとしない人が多いと思う。才能がないからといってあきらめるのではなく、思い切って発想を転換してみれば、いいアイデアにつながっていく。
65 アイデアを生み出すことについて、AとBが共通して述べていることは何か。
1 アイデアの生み出し方は、簡単に身につけることができる。
2 多くの情報を得ることで、アイデアを生み出しやすくなる。
3 特別な能力がなくても、アイデアを生み出すことができる。
4 発想のしかたを大きく変えなければ、アイデアは生み出せない。

66 新しい商品を企画することについて、AとBはどのようなアドバイスをしているか。
1 AもBも、いろいろな分野の情報をできるだけ多く集めといいと述べている。
2 AもBも、流行している商品について詳しく調べるといいと述べている。
3 Aは関連する分野の他社の商品の情報を集めるといいと述べ、Bは流行に逆らった考え方をするといいと述べている
4 Aは関連する分野だけでなく、ほかの分野の情報も得るといいと述べ、Bは普通とは反対のことを考えるといいと述べている。

問題13 次の文章を読んで、後の問いに対する答えとして最もよいものを、1·2·3·4から一つ選びなさい。

以下は、ある作家が物語などの本を読むことについて書いた文章である。
読むことは、受動的な作業だと思っている人は意外に多い。(中略)読んでインプットして、書い(注1)てアウトプットする。そうではなくて、両方アウトプットなのだというのが、私の持論である。 (注2)
そこにある言葉を読む。すると心には、文字以上のものが広がる。たとえば、子供のころ読んだ海外作品に、聞いたこともない料理名が出てくるということが、よくあった。クロスグリのパイだとか、ジンジャークッキーなどか。食べたことのないものを、懸命に想像して味わう。それを食べる主人公の舌を、獲得するわけである。この行為、受動ではなく能動である。「創る」作(注3)業である。本でしか読んだことのない食べものを、大人になってから実際に食べ、「違う」と思った経験を持つ人は、意外に多いのではないだろうか。もちろん違うのは私たちの想像なのだが、しかし自分の頭のなかで創った料理のほうが、断然おいしかった、ということは、よくある。(注4)
本を読まない、というのは、だから、私にとって創造の放棄である。つまらない本、相性が悪(注5)い本というのはもちろんある。しかしそこで、どこがどんなにつまらないのか、どう展開したらおもしろかったのか、自分のどの部分と相性が悪いのか、そんなことを考えていると、つまらない本はおもしろくなるし、相性が悪い本はいつか相性がよくなる日を待とうと思うことができる。私は、おもしろかった本よりつまらなかった本のあらすじを人に話すほうが、ずっと好きだ。どこがどんなにつまらなく感じたかを話すのはそれだけ創造の余地があるからだろう。(注6)
料理でも、絵画でも、あるいは家事の手順でも、創ることの喜びを知ってしまうと、なかなかそれから離れることができる。読むことの楽しみは、と訊かれれば、創ることの自由さだと私は答える。
(注1)受動的:ここでは、受け取るだけ
(注2)持論:いつも持っている考え
(注3)能動:自ら進んで行うこと
(注4)断然:ずっと
(注5)〜の放棄:〜を捨てること
(注6)余地:ここでは、可能性
(注7)訊く:「聞く」と同じ

67 ①この行為とはどういうことか。
1 実際に、主人公が食べていた食べものを味わってみること。
2 食べたことのないものを主人公と一緒に食べているところを想像すること。
3 主人公がどんな食べものが好きかを想像してみること。
4 主人公になりきって食べたことのないものを想像して味わうこと。

68 ②つまらない本について、筆者はどのように述べているか。
1 つまらなく感じた点についていろいろ考えていると、おもしろくなる。
2 つまらなく感じた理由を考えていると、自分の好みがよく分かってくる。
3 つまらないと思っても、いつか必ず相性がよくなる日がくる。
4 つまらないと思っても、人にあらすじを話すと面白いところが見つけられる。

69 本を読むことについて、筆者はどのように考えているか。
1 本を読むことは、料理や絵画より創ることの喜びが大きい。
2 本を読むことは、自由に想像を膨らませる楽しい創造の作業だ。
3 本を読んでたくさん知ることができる、創ることの喜びも増す。
4 本を読んで想像力を身につければ、生活のなかでも自由に想像が楽しめる。

問題14 右のページは、あるテニススクールの入会案内である。下の問いに対する答えとして最もよいものを、I·2·3·4から一つ選びなさい。

春口市「動画コンテスト」
動画作品募集のご案内

春口市の魅力をアピールする動画を募集します。受賞した作品は、春口市のホームページで公開し、市の魅力を伝える活動に使用させていただきます。

1. 募集する作品
以下の①か②のどちらかの部門に応募してください。応募できるのは、 一人 1作品で、未発表の作品に限ります。

①緑茶部門
春口市の緑茶をアピールする、20秒から30秒の作品

②観光部門
春口市の歴史、文化、自然に関する、2分から5分の作品

2. 応募資格
高校生以上の方であれば、どなたでも応募可能です。

3.選考方法と賞品
選考は、春口市出身の映像作家である花山洋子氏を委員長とする選考委員会が行います。
賞品として、最優秀賞受賞者 (①②各1名)に商品券3万円分を、優秀賞受賞者 ( ①②2名)に商品券1万円分を、応募者全員に記念品を差し上げます。

4.応募方法
4月15日(月)から5月10日(金)までの間に、春口市広報課ホームページの応募用ページから必要な情報を送信してください。その後、動画を以下の (1) か (2) のどちらかの方法で送ってください。
(1)DVDに記録して郵送する場合
作品をDVDに記録して、5月17日 (金)必着で郵送してください。なお、提出されたDVDは返却いたしません。

(2) インターネットで送信する場合
応募の受付後1週間以内に動画送信用ページの情報をお知らせするので、5月24日(金)までに送信してください。

5、応募および問い合わせ先
春口市役所広報課(市役所3階)
〒129-9988 春口市東町1丁目1番
電話・FAX032-451-6879
ホームページ https://www.threads.com/@salutkun
70 次の4人は、動画コンテストに応募しようと考えている。現段階で応募条件を満たしているのは誰か。

名前

職業

作品の内容

応募動画の長さ

応募動画の発表歴

ヤンさん

高校生

春口市の自然の魅力

25秒

なし

村木さん

塾講師

春口市の緑茶の魅力

28秒

なし

長島さん

会社員

春口市の歴史的な建物

3分45秒

あり

原田さん

中学生

春口市の祭りの文化

2分15秒

なし

1 ヤンさん
2 村木さん
3 長島さん
4 原田さん

71 ロースさんは、動画コンテストに募集しようと考えている。動画は、インターネットで送りたい。ロースさんはどうしなければならないか。
1 5月10日までに応募情報送信し、17日までに動画を送信する。
2 5月10日までに応募情報送信し、24日までに動画を送信する。
3 5月10日までに応募情報と動画を送信する。
4 5月24日までに応募情報と動画を送信する。

听力部分:【2024年7月日语N2听力视频(原文+音频+答案)】


N2答案

文字丨語彙

问题 1

1-5:41223

问题 2 

6-10:21341

问题 3 

11-13:143

问题4 

14-20:1314423

问题 5 

21-25:13242

问题 6 

26-30: 41323

文法

问题 7 (文法问题1)

31-42:42312 13421 32

问题 8 (文法问题2)

43-47:23413

问题 9(文法问题3)

48-51:2314

読解

问题 10(读解问题1)

52-56:31322

问题 11(读解问题2)

 57-64:4413 2434

问题 12 (读解问题3)

65-66:34

问题 13 (读解问题4)

67-69:412

问题14(读解问题5)

70-71: 22


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